時代に先駆けて、電算システムによる荷受けを段階的に充実させてきました。この実地により、セリの他に、予約相対、注文、引き当てなど、スピーディでより効率的な販売に結びつける事ができています。また、増大している取り扱いへの迅速な対応と、コストの削減に大きな効果を発揮しています。
生産地では収穫から納品まで鮮度を保つため保冷車で運ばれるなどコールドチェーン化が図られています。当農協では、荷受けした花きの品質を落とさず、消費者まで新鮮にお届けするために、夏場は室温を20℃~25℃以下に保全する全館冷暖房施設を完備しています。
迅速かつ公平なセリ取引を進めるため最新の新セリシステム・自動分荷システム・380席のヒナ壇を導入しました。上下2段に分かれた電光表示板には、セリ価格だけでなく、商品の詳しい情報や、次セリ情報が表示されます。セリ人の操作によって表示されたセリ価格は時計のカウントにより変化しますので、これを買参人がヒナ壇に設置された端末を操作して落札します。落札された情報は、即座に情報処理され、市況速報などのデータとして手に入れる事ができます。
当農協においてもインターネットによる取引が年々盛んになり、契約した買参人はWebによる事前取引が可能になりました。利用者は計画的な仕入れと、業務の効率化を図ることができます。また、生産者は本人の市況やより詳細な情報がWebで確認できます。
荷受けした花をさらに効率的に分荷するため、仲卸の設備充実を図り、Webシステムも併用しながら全国的な規模で商品の分荷に取り組んでいます。